海外受験、多言語応対、VPNサービス、Mac対応。

この度は、海外の外国人材とオンラインでつなぎ適性検査(Webテスト)をリモート監視で行いました。その運用体験と課題について情報共有をさせていただきます。

弊社のオンライン監視型Webテスト運営サービスは、実施するWebテストの種類は問いません。

受検者は、事前にWebサイトに受検日時を予約します。試験当日は、海外自宅と受検用URLで試験監督者とオンラインでつなぎ、video通話による本人確認作業、試験実施場所の周辺環境チェックを行います。確認後は、各企業が採用した適性検査(Webテスト)を試験監督者が受検者のPC画面を共有して適性検査を開始します。受検中の監視や万一の時の注意喚起、トラブル時のサポートを試験が終了するまでリアルタイムで監視をしながら行います。

この度は、留学生など外国人材への適性検査をリモート監視で実施しました。

国内外からのアクセス対応

受検者は、5日間で約300名、その内訳は、海外からのアクセス70%、国内からのアクセス30%でした。また、受検者が利用するPC機材のうち、30%がApple社製Macが占めていました。事前にApple社のMacOSはサポート対象でない点を通知していましたが、やはり、当日は、Apple社製Macが30%を占めていました。
ブラウザが、Google Chrom、Edgeであれば問題が無いので、特にトラブルはありませんでしたが、やはり、海外受検者の多くは、Apple社Macユーザーが多いと実感しました。
今回、海外からアクセスした受検者は、中国や韓国、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシアなどアジア圏が多く、ネットワークトラブルについて危惧をしていましたが、大きなトラブルもなく安心をしました。
但し、試験実施の予約時間は、日本時間であるという点は、何度も再確認をしました。

中国国内からのVPNサービス利用

中国国内からのアクセスに対しては、利用するVPNサービスによっては、途中の切断や画像や音声が途切れるなどいくつかのトラブルが発生していましたので、事前に利用するVPNサービス情報を知っておくことも今後の必須対応としてインプットしました。
多言語対応については、お客様から「英語」の対応を主に要望されていましたので、Webの予約サイトや受験画面の構築、受検者向け事前配布資料、実施マニュアルなどは、すべて英語表記で対応したため大きなトラブルもありませんでした。中国を含めて、アジア圏の受検者対応は英語で大半の応対は解決できました。

但し、Web予約時点で問い合わせ対応として、サポート用ヘルプデスク(TEL)を設置しました。何名かは事前の対応で課題を解決できたのも大きな効果だったと確信できました。多くの海外受験を経て、今後の実施に向けた課題解決とともに大きな自信になったことも大きな成果でした。

参考までに、

中国で使えるVPNサービスには、ExpressVPN、MillenVPN、NordVPN、べネコVPN、スイカVPN、UCSS、セカイVPN、VPNねこ、Surfsharkなどがあるようですが、中国国内からの接続規制が厳しくなったため、以前は問題なく利用できたVPNサービスも、今は利用できる保証がありませんので充分にご確認のうえでご利用ください。

イーコネックス株式会社
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