中国の「大連」の企業様とオンライン面接の実証実験
実証実験の背景及び状況について
- お客様からのご要望
今まで利用したオンライン面接システムでは、通信状況が悪く通常面接と比べるとオンライン面接者に不利な状況だったので、実際に面接環境を試してみたい。
また、個別面接と何名かの集団面接も実施したい。
- 実証実験の試み
実際に中国へe-connex機材を提供し実証実験を試みました。
会場:中国の大連市(研修会場) と e-connex東京/神田須田町 にて実施
機材:両会場ともにiPad Airを利用
通信環境(アプリケーション):一方はFaceTime、もう一方はe-connexオンライン面接システムを利用
- 実証実験から見えたもの
両会場のシステムともに快適な画面と音声が伝わってきました。音声はe-connexオンライン面接システムの感度は良いのですが、FaceTimeでは多少の音割れがありました。個別面接は、どちらも良好で会話によるタイムラグはありません。
しかし、集団面接時の運用方法に課題を見つけました。
応募者全員を映すためには、専用のカメラと収音マイクが必要です。個別面接では面接者と面接官が1対1での実施ですので、ipad端末が1台でも問題ありません。面接対象者が一人ひとり前に出てきてもらい実施するなどの工夫が必要です。
また、照明ライトは個別用ですので、奥に座ると画面が暗くなるためこれも面接者全員を照らす集団専用のライトが必要です。
1つの画面に全員を映すという場合と、1つの個々の画面を1つのシステムで見るという2つの用途ができるため適切な利用シーンが選択できます。
- 対応策
個別面接システムを利用して、ひとり一人の機材を準備する。面接者が3名であれば専用機材を3台設置する。
この環境では、指名された面接者を個々に面接し、他の面接者には声が聞こえなくする、または、全員に聞こえるように設定もできるため個別面接でもあり、集団面接でもある状況が簡単につくれるということがわかりました。
- 広がりの可能性
こちらの企業様は、面接と社員様の育成研修も中国で同時に行っておりますので、このシステムを利用して、個別指導、クラス授業の両方にオンラインライブシステムを利用することも可能というご意見もありました。ライトやマイクなど修正部分や改良部分はありますが、日本から中国への授業をオンラインで行うとうラインナップも開催可能ということです。今後も続けて実証実験を行っていきます。
こちらの企業様は、今年度11月に総勢50名の求職者の採用面接を日本の求人先10社が行うことが予定されています。求人先企業が、日本から採用面接に参加できる環境を提供する予定です。次回は実際に現地に行けない企業様が日本から面接に参加する状況をお伝えできればと思っています。
今回は、実際の画像は一部しか掲載できませんが、次回は、画像および映像を掲載できるようお客様の了解のもと公開を目指しています。なにかしらのヒントになればと思い掲載しました。
次回をおたのしみに・・・